このページでは、DFP API のアーキテクチャの概要と、DFPの用語・基本となるコンセプトの説明をします。あなたが既にウェブサイトや広告営業に慣れていたとしても、このページを慎重に読むことをおすすめします。
Google's DFP API は変更されることがあり、 3ヶ月の猶予後に削除されます。 緊急時にはさらに早くなることがあります。
API アーキテクチャ
以下の図はDFP APIの主なクラスと相互の関係性を示しています。
- Order
- 通貨や営業マンなどの一般的な情報を持ち、1つ以上の
LineItemインスタンスを含みます。
- LineItem
- いつ、どのように広告が表示されるべきか、広告の表示サイズや重要度 などの広告の表示についての要求情報を持ちます。
広告ユニットとプレイスメントの情報を持つ
InventoryTargetingオブジェクトを1つ、表示地域など他の追加情報を持つ
Targetingサブクラス
を持ちます。- LineItemCreativeAssociation
LineItemCreativeAssociation
( 通称LICA) は1つのLineItem
を1つの
Creativeにつなぎます
. Line itemは、1つ以上の creativeとリンクしています。 そして、あなたのaccount typeに応じて, creativeを1つ以上のline itemとリンクできます。LineItemCreativeAssociationを作成すると
, DFPはまずcreative と line item の整合性をチェックします。例えば、サイズが違う場合にはエラーとなります。さらに、 LineItemCreativeAssociationは、最初と最後のデータやサイズ()など、リンクされた- Creative
- 表示される広告本体です。.DFPサーバに保管されている 画像のバイトデータ、FLSHファイル、HTML タグなどがそれです。他のサーバでこれらが保管されている時には、URL やHTML スニペットの形をとります。
- InventoryTargeting と Targeting subclasses
- どのad unitsがどの
LineItemに対応しているかのリストです。
他の追加情報はTargetingサブクラスに指定されます。
- Placement
- 1つ以上のAdUnit広告ユニットのセットです。
- AdUnit
-
AdUnit広告ユニットは、ページ内での位置情報を持ちます。サイズ、名前、IDを持ちます。
IDによりDFP内の他のすべての広告ユニットと区別され、名前はHTMLタグ内で他のAdUnitとの識別に使われるほか、ページリクエストの一部に含まれてDFPサーバに返されます。
LineItemの値を上書きできます。
(line itemで指定されたサイズと違うcreativeが あるが、広告ユニットに合うように修正したい場合など). LICAsは DFPダッシュボードでは表示されません。
Ad Units
以下のような広告表示枠のことをいいます。
Two web pages with ad units
DFPでは, ad unit は名前とサイズを持ちますが、URLは持ちません。あるユニットがサイト内のどの位置に対応したものなのかは、自由に決めてください。
AU_banner ad unit shared over two pages,
AU_small_1 shared over two pages,
and two other non-shared ad units.
Ad unitsによりサイト内にどれだけの枠を設けるのかを決め、そのうちのいずれかにどの広告を表示するかを決定します。
Ad Unit の階層構造
すべての DFPアカウントは1つのルートad unit を持ちます。親は複数の子を持つことができますが、子は1つの親しか持てません。この階層構造により論理的な順番により広告ユニットを管理でき、複数の広告ユニットの配信をより簡素化できます。 1つの広告ユニットを指定することは、その子となる広告ユニットをも指定できることになるのです。
A hierarchy of ad units four levels high
上記した図は、単一のルートから派生する広告ユニットを示しています。あなたがルートとなる広告ユニットを指定すると、例えば図のToursユニットを指定した場合には、子と
なる3つのユニットをも指定できるのです。
なる3つのユニットをも指定できるのです。
account typesにより、幅と深さには制限があります。詳しくはドキュメントを参照してください。
Placements
あなたは、その気になれば数百、数万の広告ユニットを作成することができます。 となれば、これを販売するのは骨が折れる作業でしょ。たとえ階層になっていたとしても、階層内の枝ごとの販売をしたくなると思います。そのために、 DFPは ad unitsを分類する別の方法を用意しました。それがPlacementです。
- ホーム以外のすべての巨大枠, or
- サイズ 240 x 360 のすべて, or
- スポーツ欄の最上段のすべて
Creatives
表示される広告の本体です。それは JPG画像から HTMLタグやFlashなど様々です。あなたは、広告サーバを通じてアップロードして保存でき、自社サーバ上で保存でき、他者のサーバ上のURLを指定することもできます。
このサイズは、割り当て慣れた広告ユニットのサイズとマッチしなければなりません。
でなければ、DFPに対してリサイズを明示する必要があります。
でなければ、DFPに対してリサイズを明示する必要があります。
Orders と Line Items
creativeと ad unit 広告ユニットをつなぐものがline itemです。同時に、line item は、開始日と終了日、コスト、インプレッション、頻度、カウント方式、優先度、などのデータを持ちます。
Line itemsは、ターゲッティングに関する情報も持ちます。これは、特定の条件のユーザにどの広告を表示するかの情報です。ユーザの場所、ブラウザ、言語、性別、などです。 例えば、高速回線の東京の男などの指定が行えます。
このうちいくつかはブラウザから取得可能ですが、多くはあなたがこれらの情報を取得してDFPに知らせなければなりません。次からは、これらの条件がどのように取得できるのかを詳しく解説します。
以下、 広告ユニットとLine Itemの1例です。
このうちいくつかはブラウザから取得可能ですが、多くはあなたがこれらの情報を取得してDFPに知らせなければなりません。次からは、これらの条件がどのように取得できるのかを詳しく解説します。
以下、 広告ユニットとLine Itemの1例です。
Line item 1 (Non-US Branding Package) | Line item 2 (San Francisco Special) | |
---|---|---|
Number of impressions | 750,000 | Unlimited |
Dates | January 15 - March 15, 2009 | January 1 - March 31, 2009 |
Billing | $5 USD / 1000 impressions (CPM) | $125,000 total for 90 days (CPD) |
Creative Display Order | Performance optimized | Specified display order |
Ad Units | All 468 x 60 banner ads across the site. | All 240 x 360 ads in the hotels section |
Targeting |
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Creatives |
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|
広告の依頼は、 1つ以上のLine Itemに対応します。
タグ生成と広告配信
広告の配信には、広告ユニットごとにHTMLタグを生成する必要があります。DFPではいくつかの異なるタグ構文をサポートしています。いくつかはDFPダッシュボードで生成することが出来ますが、それ以外は自作する必要があります。
詳しくは Getting started with Google Publisher Tagsを参照
それぞれのタグでは、そのサイズと同時に広告ユニットの名前を指定します。
タグの生成が終わったら、広告が表示される場所にペーストします。これにより1つの広告ユニットがサイト上の複数の場所で表示されることになります。
あなたは広告ユニットのタグを、複数のページで好きなだけペーストして使い回すことができます。
ブラウザがDFPタグつきのページをロードすると、ページを上でそれぞれの広告ユニットタグがリクエストを送信します。このリクエストには広告ユニットの名前とサイズが含まれます。DFPはその広告ユニットのLine Itemを解析し、どのcreative多く表示するかを決定します。
そして、独自の計算または場所などの情報からもっとも適切な広告を返します。もしline itemが、性別などのブラウザにより取得できないターゲット情報指定した場合には、ページが表示されるときにあなたの側で広告ユニットリクエストにこれを含める必要があります。
例えば、あるユーザーはポニーのことが大好きだとプロフィールから判明した場合、広告ユニットのタグにはこの情報を含めることができます。この場合は、キー値ペアを使用できる構文を使用し、DFPシステムで定義した likesPonies=trueなどのようにします。
いちど広告の配信がスタートすれば、DFPは広告の配信状況と収益情報の高性能なレポートご提供し
ます。これらはDFPダッシュボードで確認できるほか、APIを使用して独自にカスタマイズすることもできます。
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